Pride of mind


Shoxx #38, 3/1996, p. 109
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PRIDE OF MIND
(プライド・オブ・マインド)
80年代にイギリスを席巻したニュー・ウエイブ・サウンドの中でも、特に斬新な音世界として脚光を浴びていた、デペッシュ・モードやゲイリー・ニューマン等に代表されるエレクトリック・ロック・サウンドや、バウハウス等のポジティブ・パンクの要素をバック・グラウンドに、90年代仕様の打ち込みを駆使したエレクトリック・ポップ系サウンドを奏でるのがプライド・オブ・マインドだ。 一瞬無機質的なイメージを待たれがちな彼らのサウンドだが、あくまでもヒューマニカルな質感やポップ性を前面に押し出すという姿勢で楽曲作りに向かっているため、温かみのある歌声と同時に、無機質的なエレクトリック・ビートにさえ、血の通った感情的な想いを抱けてしまう。 バンドが結成されたのは93年の3月。94年12月には初のワンマンを地元の大阪で実施し、ソールド・アウト記録。 すでに大阪でワンマンで定期的な活動を行うほどの高い人気と実力を誇っている。 現在は拠点を東京へと移し、本格的なシーンへの進出を図っている彼ら。 「変幻自在の音魔術」と自ら語る彼らのサウンドは、1stアルバム『SYSTEMS OF ROMANCE』で充分堪能出来るはず。 「ライヴでは見る・聴く・感じる・踊る・全ての要素で楽しんでもらえる。という内容を用意してます」と言うように、ライヴでも彼らの趣向する「変幻自在の音魔術」は充分に堪能出来るに違いない。 まずは彼らの唱える「頽廃の中の真の美学」を見つけてください。